Columnコラム
マンションをリフォームするときは管理規約に注意
2023年 5月
case.19
マンション入居者の
Dさんご夫婦(48歳・45歳)
マンションをリフォームする時に気をつけることは?
マンションでは各居住者さまが快適な生活を送れるよう、全体のルールである管理規約を設けています。具体的には専有部分(住戸)の使用方法、共用部分の範囲と使用方法、理事会の権限・義務、管理組合の運営に関することなどを定めています。
リフォームに関するルールも管理規約によって定められています。基本的に、通路や階段といった共用部分はリフォーム不可ですが、各住戸は区分所有者の持ち物なのでリフォーム可能です。窓ガラスや窓枠は一般的に共用部分として扱われますが、マンションによってはリフォームを認めている場合もあります。ほかにも「水まわり設備を移動してはいけない」「配管の交換は禁止」「分電盤の容量は上限を守る」といったルールはよく見られます。自分のやりたいリフォームができるかを、管理規約で事前にしっかり確認しておくことが大切です。
また、リフォームを行う際は工事の申請書や設計図、仕様書、工程表など、必要な書類を揃えて事前に管理組合に申請し、許可を得なければいけません。もし、申請をしなかったり、正式な許可が降りる前に工事を始めたりすると、管理組合から工事の差し止めや原状回復を求められる可能性があるので、必ず工事前に許可を得ましょう。