Columnコラム
大規模修繕②
2022年 5月
case.7
マンション入居者の
Eさん夫婦(60歳・62歳)
大規模修繕工事に計画の見直しは必要ですか?
大規模修繕工事については、設計監理者と施工業者が管理会社に一本化されている「責任施工方式」と、専門家をコンサルタントとして業務委託する「設計監理方式」を選ぶことができます。
特に、責任施工方式を採用しようとしている管理組合や、中〜大規模マンションで設計監理方式を採用しようとしている管理組合は、計画段階から完成まで、技術面・合意形成の両面でアドバイスしてくれる大規模修繕アドバイザーによるセカンドオピニオンの導入がおすすめです。
メリットとしては、①設計監理者の選定や業務チェック、理事会への助言、②設計監理者と施工業者の癒着を防ぎ、修繕工事費削減に貢献、③理事会間や住民間の合意形成の支援などがあり、円滑かつ適正な大規模修繕工事を実現してくれます。
セカンドオピニオンを導入する場合は、理事会にて大規模修繕アドバイザーによる業務内容の説明を受けた上で検討し、原則として総会の決議を経て発注となります。