Columnコラム

管理組合とは?管理費について①

2021年 10月

マンション在住歴0年 Kさん夫婦(32歳・37歳)

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マンション在住歴0年
Kさん夫婦(32歳・37歳)

マンション購入を検討中です。管理組合ってそもそもなんですか?

管理組合とは、簡単に言えばマンション所有者の団体のことです。一軒家を購入する場合、その建物と土地はすべて買主の所有物になります。
一方、マンションを購入する場合、買主が所有するのは、専用部分となる部屋と、部屋以外の共用部分(ベランダや廊下、階段、エレベーター、建物や敷地など)のふたつに分けられます。
管理組合は、部屋以外の共用部分を所有者全員で管理していくための団体なのですが、個々の部屋についても使い方や禁止事項を決めたり、室内設備の点検を実施したりできる影響力を持ちます。

たとえば、ある住戸で過度な生活音を出したり、火災や水漏れ事故を起こしたり、部屋を店舗や民泊に転用したりした場合、近隣の住戸だけでなくマンション全体に悪影響を及ぼす恐れがあります。
そのような問題が起きないように情報共有や点検、修繕などを行い、マンション全体の資産価値を守っていくために機能するのが管理組合です。
管理組合の運営は、所有者の中から選出された代表者数名からなる理事会によって進められます。

正直、管理費が高いように感じますが、何に使われているのですか?

管理組合は共用部分の維持管理をしていく費用として、所有者から毎月管理費を徴収しています。
その用途はマンションによって多少違いはありますが、たとえば、管理人の人件費、共用設備の保守維持及び運転費、備品費、通信費、損害保険料、清掃費、ごみ処理費などさまざまです。
管理組合が行うべきこれらの細かな実務を管理会社に委託するマンションも多くあります。この場合、管理組合が徴収した管理費から、管理会社に委託料が支払われます。

最近、マンションは「管理を買え」と言われるようになりました。終の棲家として長く快適に住み続けられるか、資産価値を維持・向上できるかが重要になっているからです。
そのため、「居住」と「管理」をセットで考えて、マンションを購入する人が増えています。

管理組合とは?管理費について

マンションの共用部分は、集会室などを含めた建物そのものや、敷地、樹木にまで至ります。